私自身がもともとカメラの方から入っていて、最初はカメラマンになろうと思っていました。

しかし就職先などいろいろ見ていて、TV局、ヨドバシカメラ、ビッグカメラ…、ちょっと違うかなと。

写真を撮りたかったので、そのためにどうしたらいいかと考え、とても狭き門だし、それなら逆に成人式や七五三を撮影する美容室を開いて、そこで美容から来たお客様を撮影しようと思いつきました。そういうことがきっかけで、今ヘアースタジオDuck Tailをやっています。

フォトスタジオDuck Tailを作るのが夢ですが、ただ現実は厳しいもので、やはりなかなか両方は難しく、美容室だけになっています。

初めはそういう気はなかったのですが。最初は鏡面４台とシャンプー２台の広さでした。

スタッフが増えてきて成長してくると狭くなってきて、近くにお店を開こうということになりました。それがきっかけでまた増えてきて…、そういう風に増えています。

今は保土ヶ谷に3店舗、横浜駅と大口です。

ポイントは真面目にコツコツとやること。

ただ出店するだけなら、マニュアル通りに、料金は一緒という感じで、地域というよりも企業としての展開です。しかしそれがその場所にとっていいのかとか、またスタッフの成長、スタッフの力、そういうものが合っているのかどうかなど考えないといけません。

経営としては正しいかもしれませんが、美容業としてはどうかなど、答えは違ってくるかもしれません。その両方をちゃんと考えないとなりません。

栄えて枯れて、盛んになって衰える、栄枯盛衰という言葉があります。

人生は上り坂もあれば、下り坂もある。

植物で言えば、最初種から育ち、花を咲かせ、実を結び、冬になったらまた枯れて、しかし春になったらまた芽吹き、盛んになる。

いい時もあれば、悪い時もある。成長していくためには、そういうこともある。

そんな栄枯盛衰という言葉が私は好きです。

いろいろな取り方がありますが、私は春夏秋冬、また春が来るという感じで考えています。

私はお酒を飲むのが大好きで、ミーティングの食事会など、お酒があるところで皆で集まります。

そこでは、お酒だけではダメかもしれませんが、いろいろなぶっちゃけ話が出来たり、先のことを考えられたり、また冗談交じりかもしれませんが反省会など、いろいろなことができます、それがいいかなと。

だいたい酔っ払って忘れてしまいますが、飲むときにはそれくらいの気持ちがいいです。

もちろん、やるときにはちゃんとやらないといけないし、次の日があるのであれば、きちんと時間を守って、終わらせることも大事だし、ただダラダラではいけません。

美容業の成功者であるのも一つですが、それよりも人生の成功者であれと思っています。

会社としての成功であれば、起業もいいですが、従業員、人の幸せはどうかということも考えなければいけません。

例えば、結婚して子供が生まれ、子供が成長していく。

美容業界って女性が多いですよね。

女性社員は結婚すると困る、子供ができると困ると思っている人は多いですが、そうではなくて、美容師を超えた、先のもっと前の人間として、結婚して子供が生まれてということも考えないといけないので、そこに支障があるような経営ではいけないんです。

一番大事なことを削ってまで、他の仕事をしてはいけません。

実際そんな風では、ビジネスの成功者にはなれないかもしれないですから、ビジネスの成功者になるためでもあるし、人生の成功者になるためでもありますから。

両方備えることを考えないといけません。

でも優先するのは、人生の成功者であることです。